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チェアマットはいらない?在宅勤務なら使ったほうがいい理由とおすすめのマット

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チェアマットはいらない?在宅勤務なら使ったほうがいい理由とおすすめのマット

在宅勤務用に椅子を買ったら、床に細い線や跡が付き始めて、チェアマットを買うか迷っている人もいるでしょう。

調べると「いらない」の声と「必要」の声の両方が出てきて、決められないはずです。

朝日ウッドテックは、傷に強いフローリングでも、在宅勤務などでキャスターを使う回数が多い場所は、チェアマットやカーペットなどで保護するよう書いています。

だから、キャスターに強い床でも、在宅勤務で毎日座るなら、チェアマットを敷いたほうがいいと考えます。

いらないのは、カーペットやラグの上と、キャスターに強い床でたまに座るときと、キャスターのない椅子のときです。

敷くなら、裏がゴムや滑り止め加工でない厚さ2mm以上のポリカーボネートを選び、ときどきめくって床を確かめましょう。

この記事を書いた人:チェアコンパス編集部

チェアコンパス編集部は、在宅ワークやオフィスチェア選びで迷う人に向けて、メーカー公式情報、正規販売店の商品ページ、公的機関の公開情報を確認しながら、価格・保証・サイズ・販売元の見方を整理しています。

この記事では、ハーマンミラー公式の保証情報と販売元の表記を確認し、広告・アフィリエイト表記については消費者庁の景品表示法関連情報、製品安全やリコール確認ではNITEや消費者庁リコール情報サイトも参照できるようにしています。

身体の不調改善を保証する目的ではなく、購入前に確認したい仕様・保証・販売条件を整理する立場で執筆しています。

目次

チェアマットがいらないのはカーペットの上とキャスターに強い床でたまに座るとき

ふつうのフローリングとキャスターに強い床で毎日座るなら敷き、カーペットの上ならいらないことを並べた図

「いらない」と言われる理由は、ずれる、ゴミがたまる、見た目が気になる、キャスター対応の床だから、といったものです。

どれも分かる話ですが、床材メーカーの案内をもとに、床の種類と座る頻度で敷くかどうかを表にしました。

床の種類毎日座るときどき
座る
キャスターに
強い
フローリング
敷くなくても
よい
ふつうの
フローリング
敷く敷く
クッション
フロア
使うなら
敷く
使うなら
敷く
カーペット
・ラグ
いらないいらない
DAIKEN・パナソニック・朝日ウッドテック・LIXIL・永大産業・コクヨの案内をもとに作成
(2026年9月30日確認)

コクヨはクッションフロアの上でキャスターを使わないよう書いているので、使うなら敷く、はこの記事の判断です。

畳の上については、マットの売り手と畳の組合で言い方が分かれるので、よくある質問で並べます。

キャスターに強い床でも使う回数が多い所は守るよう床材メーカーは書いている

弊社従来フロアと比較して、傷がつきにくい商品です。

キャスター付きの椅子、家具を使用して傷がまったく付かないわけではありません。

◆事務所や在宅勤務等のキャスター使用頻度が高い場所では、必ずチェアマット・カーペットなどで保護してください。

朝日ウッドテック「床のメンテナンスブック」(ライブナチュラルほか)の「キャスター付の椅子」の項、耐凹み傷性能のあるフローリングの場合(2026年9月30日確認)

在宅勤務で毎日座る部屋は、この「キャスター使用頻度が高い場所」に入ると考えてください。

ほかの床材メーカーも、キャスターに対応した床について、同じ向きの注意です。

  • DAIKENは、キャスター対応フロアでも「キャスター使用頻度が高い箇所は床面が損傷するため、カーペットなどを敷いて床を保護してください。」と求めています。
  • パナソニックの注意書きには「キャスターによって1点に集中的に力が加わった場合、へこみに強い床材においてもへこみ傷がつくことがあります。」とあります。
  • LIXILの取扱説明書にも「耐キャスター性を高めた床材もございますが、キズやへこみがつかないわけではありませんので、過度の荷重にはご注意ください。」とあります。

ふつうのフローリングとクッションフロアは、もっと厳しい書き方です。

  • DAIKENは、キャスター非対応のフロアでは「キャスターは床面が損傷するため使用しないでください。」とし、使う場合はカーペットを部分敷きにするなどして床面を保護するよう求めています。
  • パナソニックも「へこみに強い床材以外は、キャスター付きのイスおよび家具のご使用はお避けください。」と案内しています。
  • 椅子を作るコクヨは、クッションフロアについて「いずれのキャスターも、クッションフロアー上ではご使用にならないでください。床を傷つける場合があります。」と案内しています。

キャスターのない椅子とカーペットの上ならチェアマットはいらない

チェアマットがいらないのは、次の3つの場合です。

  • カーペットやラグの上:床材メーカーがキャスターから床を守る手として挙げているのが、DAIKENの「カーペットなど」やLIXILの「厚手のカーペットなど」です。キャスターも、オカムラ・コクヨ・サンワサプライは、カーペットの床にはナイロン製が向くとしています。
  • キャスターのない固定脚の椅子:キャスターが転がらないので、固定脚にする方法を、敷かないときの手でまとめました。
  • キャスター対応の床でたまに座るだけ:DAIKENが保護を求めているのは「使用頻度が高い箇所」で、毎日は座らない部屋なら、優先度は下がります。

ただし、マットを売るバウヒュッテは「畳やカーペットなどの柔らかい床の保護にも有効です」と言い、売り手の側は、カーペットの上でもマットをすすめています。

金属製や球状のキャスターは、DAIKEN・LIXIL・永大産業が対応の床でも使わないよう求め、JAFMA(日本フローリング工業会)も避けるよう求めています。

床の種類がわからないならふつうのフローリングとして扱う

キャスターに対応した床かどうかは、見た目では分かりません。

  • DAIKENの商品ページには、床材によって「引きずり傷や凹み傷が付きにくいため、キャスター付きイスや車イスもご使用いただけます。」と書いた品があります。
  • JAFMAには「キャスター対応の製品もありますので、詳細はメーカーにご相談ください。」とあります。

建てた会社や管理会社に聞くか、入居時の資料で床材の品番を確かめましょう。

分からないときは、強くない床として扱い、毎日座るならチェアマットを敷いておくのが安全だと考えます(メーカーの文ではなく、この記事の判断です)。

賃貸のキャスターの傷はどちらの負担か国のガイドラインでも決まっていない

賃貸では、退去のときの費用が心配です。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」の本文には、「キャスター」の語が出てきません。

床について書かれた別表1のうち、家具に近い事例を、意見募集の回答とあわせて表にしました。

床の事例どちらの側か
家具の設置
による床の
へこみ・設置跡
通常の使用による損耗
(A欄・貸主が負担)
引越作業で
生じた
ひっかきキズ
借主の過失に該当する
場合が多いと考えられる
(B欄)
キャスター付き
の椅子の傷
どちらの負担とも
決めていない
国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」の別表1と意見募集の結果より
(2026年9月30日確認)

意見募集では「キャスター付のイス等によるフローリングのキズ,へこみが削除されているが」と、A欄への移記を求める意見が出ました。

国土交通省の回答は、次のとおりです。

「フローリングのキズ」については、検討会でも議論があり、実務上原状回復の対象としているケースも少ないこと、また、現在では質の良いフローリングが汎用していることなどから、利用実態等を個々に判断すべきものとしていずれの負担とすべきかを確定的に記述することは避けたものである。

国土交通省「『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)』に関する意見募集について(主な意見)」(2026年9月30日確認)

キャスター付きの椅子の傷は、貸主の負担とも借主の負担とも、ガイドラインは決めていません。

国は、キャスターの傷のようなフローリングのキズを、実務で原状回復の対象にしているケースも少ない、とも書いています。

ガイドラインの位置づけ
  • ガイドライン自身は、「あくまで負担割合等についての一般的な基準を示したものであり、法的な拘束力を持つものでもない」と位置づけています。
  • 特約も扱っていて、契約書に原状回復の特約があれば、話が変わることがあります。
  • 最後は、契約書の内容と管理会社との話し合い次第です。
  • 入居時と退去時にチェックリストを作り、写真を撮るなどして物件の状況を確認するようすすめているので、入居時の床の傷は写真に残しておきましょう。

それでも、賃貸で毎日座るなら、敷いておくほうが、退去のときの話し合いの種を減らせると考えます。

チェアマットのデメリットは裏面の色移りと敷きっぱなしの湿気

チェアマットの角をめくり、裏面の素材と床の湿気を確かめる図

「いらない」派が挙げる、ずれる、ゴミがたまる、見た目が気になる、といった短所は、敷く前から分かります。

床材メーカーが書いているのは、マットそのものが床を傷める場合です。

裏がゴムや滑り止め加工のマットは避ける

マットなどの裏面がゴム製の物や、イスや家具などのプラスチック製の脚および脚につける緩衝材などは、材質によっては長時間床面と接触していると、含有成分が浸透して色移りすることがあります。

浸透して色移りすると除去できませんので、ご注意ください。

LIXIL「お手入れ」(2026年9月30日確認)

ほかのメーカーも、マットの素材や裏面材を注意しています。

  • 永大産業は、滑り止め加工を施したマットについて「裏面材の成分が溶出してフローリング表面に付着したり、着色や変色、艶ムラ、表面破損を発生させる恐れがあります」との注意です。
  • JAFMAの説明では、マットやカーペットの裏面材の材質によっては、含有成分が浸透して色移りし、浸透すると除去できません。
  • パナソニックは「カーペットや床マットをご使用の際、裏面材が床表面に溶着する場合がありますので、ご注意ください」と注意しています。
  • 東リの説明では、クッションフロアは滑り止めマットや椅子の脚カバー、ワゴンや家具のキャスターなどが影響して変色する恐れがあり、この「ゴム汚染」は後から取り除けません。
  • DAIKENは、クッション性のあるEVA樹脂製や一般の敷物について「床面を変色させる恐れのあるものがあります」とし、「特に白色・淡色系床材では目立つ可能性があります」と注意しています。

白っぽい床の家は、とくに注意してください。

マットの素材で床材メーカーが変色の注意を向けているのは、ゴム・滑り止め加工の裏面材とEVAです。

塩ビ(PVC)のマットを名指しした変色の注意は、床材メーカーの案内にはありません。

売り手と床材メーカーで向きが逆

マットを売るバウヒュッテは、チェアマットは裏面が滑り止め加工されているものを選ぶよう書き、滑り止めがないとマットがずれて、気づかないうちに床を傷つけることもあると説明しています。

ずれは位置を直せますが、色移りは「除去できません」(LIXIL・JAFMA)とされているので、この記事はゴムや滑り止め加工の裏面を選ばない側に立ちます。

商品ページで、マットの裏面の素材と、滑り止め加工の有無を見てから選びましょう。

敷きっぱなしにせずときどきめくって床を乾かす

敷きっぱなしにした場合の注意は、次のとおりです。

  • 永大産業は、湿気の高くなるような場所で長期間マットやカーペットを敷くと「湿気がこもりシミになる可能性があります」とし、「定期的に位置を変えるなど湿気がこもらないよう注意してください」と呼びかけています。
  • IKEAは、自社のフロアプロテクター(KOLON)について「フロアプロテクターを長期間敷いたままにすると、床にフロアプロテクターの裏面が付着し、床を傷めるおそれがあります。」と書き、定期的にはがすよう案内しています。
  • DAIKENは、カーペットやマットを長期間敷きっ放しにすると「床面が変色したり、表面にゴムマットの跡が付いたり」すると書き、「ときどき敷物を移動させて空拭きしたり」するよう勧めています。
  • 朝日ウッドテックが挙げる例は、カーペットを敷いた部分で「その被いを除けた時、くっきりと周囲と色合いが違う跡が現れます」です。

掃除の日に、マットをめくって床とマットの裏を見る習慣にして、敷く場所もときどきずらしましょう。

床暖房の上は床のメーカーの可否を先に見る

床暖房の上は、床材メーカーとマットの売り手で、言い方が分かれています。

  • LIXILの指示は、床暖房運転時にカーペットなどで表面を覆うと放熱が妨げられるため、「何も敷かないでください」です。
  • パナソニックの案内には「床暖房の上にカーペットなどの放熱を妨げるものを置かないでください。」とあります。
  • JAFMAの注意は「床暖房設置場所では、置敷カーペット等のご使用やキャスター付いすのご使用はお避けください」です。
  • DAIKENは「暖房した床面にカーペットを敷かないでください。」とし、一部のシリーズでは「毛足8mm未満の床暖房対応カーペットは使用できます」と案内しています。

マットの売り手の言い方は、商品ごとに分かれています。

マット床暖房
オカムラ
塩ビ
対応
(「床暖房対応」)
山善
塩ビ
使える
(「床暖房の上でも使用OK」)
サンワ
ダイレクト
ポリカ
対応
(「床暖房にも対応」)
サンワ
ダイレクト
塩ビ・EVA
使えない
(「床暖房はご利用
になれません」)
IKEA
KOLON
使えない
(「使用できません」)
各社の商品ページより
(2026年9月30日確認)

楽天の検索結果では、商品名に「床暖房対応」と入れる店が多くありますが、これは各店の表示です。

マットの「対応」の表示だけで決めず、床のメーカーの取扱説明を先に見てください。

在宅勤務のおすすめは厚さ2mmのポリカーボネートのチェアマット

キャスター付きの椅子の下に敷いた厚さ2mmのポリカーボネートのチェアマットの断面図

敷くなら、パナソニックが床材の案内に書く条件を、選ぶときの目安にします。

キャスターの使用頻度が高い個所には2mm以上のポリカーボネート製のマットを敷いて床表面を保護してください。

パナソニック「床への気配り」(2026年9月30日確認)

パナソニックは、推奨マットにコクヨのチェアーマット(ハードフロア用)CM-1Nを挙げています。

同じ条件の、厚さ2mm以上のポリカーボネート(以下、ポリカ)のマットから選びます。

素材の違いを、売り手の説明で表にしました。

素材売り手の言い方と注意点
ポリカ硬く反りにくい
においが少ない
床暖房対応と書く品がある
ハサミで切れない品がある
価格は塩ビのおよそ3倍
(バウヒュッテ)
塩ビ
(PVC)
ハサミで切れる品がある
開封時に特有のにおい
床暖房は「対応」と
「不可」に割れる
価格はポリカより安い
EVA薄くて柔らかい
騒音防止やスムーズな
キャスター移動には
不向き(バウヒュッテ)
変色の注意あり(DAIKEN)
布張り音を吸うと売り手が書く
キャスターの転がり抵抗
がプラスチックより大きい
裏面の素材は品で違う
(オカムラは合成ゴム、
SNC-MAT2BRはEVA)
サンワサプライ・サンワダイレクト・アイリスオーヤマ・山善・バウヒュッテ・オカムラ・DAIKENの説明より
(2026年9月30日確認)

おすすめのチェアマット3つ

パナソニックの条件に合うポリカ2つと、手に取りやすい塩ビ1つを、楽天で型番から探せるものに絞って並べました。

CFM-120は、2mmに届かないが床暖房OKと書く塩ビで、価格を優先する人向けです。

項目PCM-
129
100-
MAT005
CFM-
120
作りアイリス
オーヤマ
サンワ山善
向く人2mm
ポリカ
畳も
使う
価格
優先
素材ポリカポリカ塩ビ
厚さ2mm2mm1.5mm
大きさ
(cm)
120×9090×12090×120
床暖房記載
なし
対応対応
畳記載
なし
OK記載
なし
価格
(円)
6,800〜
15,000
11,9802,800〜
6,400
楽天で見る見る見る
各社の商品ページ・楽天市場の検索結果より
(2026年9月30日確認)。
価格は税込で、1ページ目に出た商品のおおよその幅

大きさは幅×奥行きで、PCM-129は120×90cm、100-MAT005は90×120cm、CFM-120は山善の表記で約90×120cmです。

PCM-129は、パナソニックの条件に合うポリカ製で、楽天で扱う店が多いのが利点です。

  • アイリスオーヤマの商品ページでは、厚さは約0.2cm、材質は「ポリカーボネート樹脂」です。
  • 床暖房と畳の可否は、商品ページの本文には書かれていません。

100-MAT005は、サンワサプライ直営のサンワダイレクトが売る、日本製のポリカ製です。

  • 「フローリングはもちろん、畳の部屋でもお使い頂けます」とし、床暖房にも対応と案内しています。
  • 表面は「デコボコ加工で、キャスターの滑りを抑えます」とのことです。
  • 短所は、ハサミなどでカットして使えず、保証も「初期不良のみ」です。

CFM-120は、山善の塩ビ樹脂製で、3つのなかでいちばん手に取りやすい価格です。

  • 厚さは1.5mmで、パナソニックの2mmの条件には届きません。
  • 床暖房の上でも使える、という山善の案内です。
  • 山善自身が「完全に傷や凹みを回避するものではありません」とも書いているので、期待しすぎないでください。

裏面がゴムや滑り止め加工でないかは、買う前に商品ページで見ておきましょう。

  • PCM-129は、アイリスオーヤマのページに裏面が「ツルツル」とあります。
  • 100-MAT005は、サンワダイレクトのページに「裏面(つるつる面)」とあります。
  • CFM-120は、山善の商品ページに裏面の加工の記載がありません。

CFM-120は、買う前に店のページで裏面を確かめてください。

サイズは椅子の脚の広がりと動く範囲で選ぶ

バウヒュッテは、チェアマットのサイズを次のように説明しています。

  • 奥行き120cm×幅90cmの凸形が一般的なサイズで、椅子の脚の大きさが直径約60〜70cmのコンパクトチェア向けです。
  • ハイバックチェアやゲーミングチェアなどの大型の椅子には「奥行き160cm×幅130cmなどの大きめのサイズ」を選ぶよう書いています。
  • L字デスクなど大型のデスクを使う人やデスクの脚まで守りたい人には、自社の160×130cmの特大サイズをすすめています。

椅子の脚の端から端までをメジャーで測り、座ったまま後ろへ下がる距離を足して大きさを決めましょう(メーカーの目安ではなく、この記事の考え方です)。

階下への音を優先するならポリカの代わりに布張りを選ぶ

階下に部屋があって音が気になる人は、ポリカの代わりに布張りのマットを選ぶ手があります。

布張りは、この記事の物差し(裏がゴム・滑り止め・EVAでない)からは外れる例外です。

SNC-MAT2BRは裏面がEVAなので、白っぽい床なら、ポリカのほうにしましょう。

キャスターの転がる音は「床を介して階下に伝わります」と、バウヒュッテは書いています。

  • サンワダイレクトは、カーペットタイプについて「音が静か」「キャスターを転がした時の音を吸収します」とし、階下の騒音が気になるマンション住まいの人にお勧めとしています。同じ説明に「スムーズさに欠ける」ともあります。
  • バウヒュッテは、チェアマットは床に伝わる騒音を軽減させるためにも有効だとしつつ、EVAは「騒音防止、スムーズなキャスター移動には不向き」とのことです。

布張りなら、オフィスコムにサンワサプライの「OAチェア用マット ブラウン SNC-MAT2BR」があります。

ただし、サンワダイレクトの説明はカーペットタイプ全体についてで、SNC-MAT2BRだけの説明ではありません。

  • 大きさは幅890×奥行き1400×厚さ5mm、材質は布張り(表面はポリプロピレン、裏面はEVA)です。
  • 短所は、裏面がEVAで、ハサミでのカットもサンワダイレクトが「推奨しておりません」としていることです。
  • DAIKENが「クッション性のあるEVA樹脂製」の敷物に注意を出しているので、選ぶ場合は、ときどきめくって確かめましょう。

布張りを選ぶなら、オフィスコムでSNC-MAT2BRの仕様を見られます。

\ 階下への音を和らげたいなら /

チェアマットを敷かないならキャスターと掃除で床を守る

チェアマットを敷かないときの4つの手(ウレタンキャスター・キャスターの掃除・止まるキャスター・固定脚)を並べた図

敷かないと決めた人や、敷けない場所の人は、キャスターと掃除で床を守る方法があります。

ただし、サンワサプライは「床の傷つきを100%防ぐことはできないので、どうしても気になる方はチェアマットを敷くことをおすすめします」と書いています。

フローリングならウレタンのキャスターに替える

椅子のメーカーの案内は、床に合わせてキャスターの素材を選ぶ向きです。

  • オカムラの案内には「Pタイル・フローリング ナイロンキャスターは滑り転倒する恐れがあります。ウレタンキャスターまたはゴムキャスターをご使用ください。」とあります。
  • フローリングの床でお使いのイスには「ポリウレタン巻きキャスター」が適している、というのがコクヨの案内です。
  • サンワサプライのおすすめは、フローリング床などの堅い床には「キズのつきにくいウレタン・ゴムキャスター」です。
  • IKEAのおすすめは、フローリングなどの硬い床では、床を傷つけにくい「ハードフロア用キャスター(別売り)」です。

ゴムについては、床材メーカーの東リがゴム製品による変色を、DAIKENとJAFMAがゴムキャップの変色を注意しているので、ゴムのキャスターは床の案内を見てから選んでください。

交換用は軸の太さと長さが椅子ごとに違うので、外したキャスターの軸と見比べてから買ってください。

キャスターに付いた砂と髪の毛を取る

朝日ウッドテックは、キャスターによる帯状のすり傷の原因を「キャスター輪に異物と砂が付着していたこと」と説明しています。

DAIKENも「キャスターにごみや埃が付着した状態で使用すると床面に傷が付くことがあります」と注意しています。

掃除の手順は、サンワサプライが運営するTEDASUKEの説明が具体的です。

キャスターの掃除の手順
  • 椅子を横に倒して車輪を出し、水に濡らした雑巾やタオルで拭き取る(車輪を片手で押さえ、指を挟まないように注意する)
  • 落ちないときは、薄めた中性洗剤をつけた雑巾で拭き取る
  • 塊になった汚れは、バターナイフや樹脂の定規の角で剥がし落とす

床に落ちたほこりが車輪に付いて押し付けられると、黒い点々の汚れになり、TEDASUKEによると「掃除機の吸引力でも吸い取ることはできません」。

床も、水に濡らした雑巾やタオルで拭き取る手順です。

髪の毛が巻き付いたときのTEDASUKEの案内は、分解して掃除するより交換です(「キャスターの多くは簡単に取れますので、分解するよりは交換した方がおすすめです」)。

転がりすぎるならブレーキ付きのキャスターで止める

特にフローリングやPタイルなどの硬質床では、キャスターが転がりすぎて、転倒等でけがをする恐れがあります。

安全のためにも、必ずカーペットやチェアマットを推奨いたします。

イトーキ「ワークチェアのFAQ」の「キャスターが転がりすぎるのですが。」への回答(2026年9月30日確認)

ブレーキ付きのキャスターを選ぶ方法もあります。

  • サンワサプライのSNC-CAST11は、約25kgの荷重が加わると完全にロックされ、座面から離れると解除されるキャスターです。
  • 対応は「サンワサプライ製のほとんどのチェア」で、他社の椅子に付くとは書かれていません。
  • ナイロン製で、サンワサプライ自身が商品ページの注意書きで、硬い床にはウレタン・ゴムキャスターをお薦めしています。
  • IKEAは逆に、椅子に重さがかかっていないときにキャスターがロックされ、体重をかけると解除される仕組みだと説明しています。

ブレーキ付きは、床の傷を防ぐ道具としては書かれていないので、動きすぎを止める手として選びましょう。

動かさない椅子は固定脚にする

キャスターの代わりに付ける固定脚は、サンワサプライとコクヨが次のように案内しています。

  • サンワサプライは、固定脚を「キャスターを転がす事による床への傷付きの防止におすすめです」とすすめています。
  • コクヨは、固定脚タイプは床の傷つきや騒音を防げるのがメリットで、「椅子を固定させて使いたい場合に適しています」とのことです。
  • サンワサプライのSNC-ADJSTは、商品ページの注意に「通常のキャスターより高さが約10mm低くなります」とあり、座る高さが変わる品です。

SNC-ADJSTは「サンワサプライ製のほとんどのイスに対応できます」と書かれた品なので、他社の椅子は軸の太さと長さを確かめてから付けてください。

チェアマットでよくある質問

畳の上でもチェアマットを敷いていいですか?

サンワダイレクトは、100-MAT005を「フローリングはもちろん、畳の部屋でもお使い頂けます」と書いています。

一方、全日本畳事業協同組合は「畳の上には敷物をしかないようにしましょう」と書き、畳店の八巻畳工業は、畳を守るにはタイルカーペットが1番だとすすめています。

敷くなら、ときどきめくって畳の様子を確かめ、迷うときは畳店に聞いてください。

ラグやカーペットで代わりに使えますか?

DAIKENやLIXILなどの床材メーカーは、床を守る手として「カーペットなど」「厚手のカーペット」を挙げています。

ただし、裏が滑り止め加工のものは、LIXILと永大産業が色移りや変色の恐れを書いています。

キャスターは、オカムラ・コクヨ・サンワサプライがカーペットの床にナイロン製が向くと書いているので、あわせて確かめましょう。

キャスター対応の床ならチェアマットはいりませんか?

朝日ウッドテック・DAIKEN・パナソニックは、キャスターに強い床でも、キャスターを使う回数が多い所は保護するよう書いています。

在宅勤務で毎日座る場所は、その「回数が多い所」に入るので、敷くほうが安心です。

たまに座るだけの部屋なら、なくてもよい場合があります。

チェアマットの厚さは何mmがいいですか?

パナソニックは、キャスターの使用頻度が高い個所に「2mm以上のポリカーボネート製のマット」と書いています。

バウヒュッテの説明は、重さ約7kgのコンパクトチェアなら厚み1.5mm程度、約20kgの大型チェアなら1.5mm以上です。

在宅勤務で毎日座るなら、パナソニックが書く2mm以上のポリカーボネートを選びます。

クッションフロアでもチェアマットは要りますか?

コクヨの案内は「いずれのキャスターも、クッションフロアー上ではご使用にならないでください」です。

東リの説明では、滑り止めマットなどによる「ゴム汚染」は、床材の内部に成分が浸透して発生するため、後から取り除けません。

敷くなら裏がゴムでないものを選び、クッションフロアの上でキャスターを使ってよいかは、椅子のメーカーに確かめてください。

まとめ:チェアマットはキャスターに強い床でも在宅勤務で毎日座るなら敷く

キャスターに強い床でも、在宅勤務で毎日座るならチェアマットを敷きましょう。

まずは、床の種類を建てた会社や管理会社に確かめ、キャスターに強い床かを知ってください。

敷くと決めたら、楽天では、パナソニックの条件に合うPCM-129が型番で見つかります。

\ 裏面の素材と厚さを商品ページで確かめる /

参考にした情報

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