いちばん低くしても、つま先しか床に届かない。
低身長でオフィスチェアを探している人がぶつかるのは、機能でもデザインでもなく座面が下がりきらないという一点です。
市販のオフィスチェアは最低座面高が41〜43cmのものが中心で、身長155cmの人に必要な39cm前後まで下がる機種はごくわずかしかありません。
この記事では、メーカー公式と正規販売店で確認できた11機種の最低座面高を2026年9月1日に調べ直しました。人気ランキングで上位に来るチェアほど座面が高く、低身長には届かないという結果になっています。
結論から言うと、低身長なら座面高が40cm以下まで下がる4機種から選ぶことになります。
座面高を見ずに評判だけで選ぶと、届いた日に足が浮いたまま使い続けることになります。
| 機種 | 最低座面高 | おすすめの理由 |
|---|---|---|
| アーロンチェア Aサイズ | 38.0cm | 今回調べた中でいちばん低い。身長150cm台でも足がつく |
| オカムラ CG-M | 38.5cm | 3万円台。座面下の機構を小さくして低さを出している |
| コクヨ ピコラ | 39.0cm | 本体が小さく、狭い部屋でも置きやすい |
- 身長150cm台で予算を出せるなら → アーロンチェア Aサイズ
- 3万円台に抑えたいなら → オカムラ CG-M
- 部屋が狭く本体も小さくしたいなら → コクヨ ピコラ
迷ったときは、下がる幅がいちばん広いアーロンチェアのAサイズから見ておくと基準がつかめます。
\ Aサイズの価格と在庫を確認 /
チェアコンパス編集部は、在宅ワークやオフィスチェア選びで迷う人に向けて、メーカー公式情報、正規販売店の商品ページ、公的機関の公開情報を確認しながら、価格・保証・サイズ・販売元の見方を整理しています。
この記事では、ハーマンミラー公式の保証情報と販売元の表記を確認し、広告・アフィリエイト表記については消費者庁の景品表示法関連情報、製品安全やリコール確認ではNITEや消費者庁リコール情報サイトも参照できるようにしています。
身体の不調改善を保証する目的ではなく、購入前に確認したい仕様・保証・販売条件を整理する立場で執筆しています。
低身長でも足が床につくオフィスチェア4選

座面高が40cm以下まで下がる機種を、実数の低い順に並べます。
| 機種 | 最低座面高 | 目安になる身長 | 詳細 |
|---|---|---|---|
| アーロンチェア Aサイズ | 38.0cm | 150cm〜 | アーロンチェアの詳細 |
| オカムラ CG-M | 38.5cm | 150cm〜 | CG-Mの詳細 |
| コクヨ ピコラ | 39.0cm | 155cm〜 | ピコラの詳細 |
| サンワサプライ SNC-A1 | 40.0cm | 160cm〜 | SNC-A1の詳細 |
身長155cm以下だと、この4つのうち3機種までしか候補に残りません。
- アーロンチェア Aサイズ|下がる幅がいちばん広い
- オカムラ CG-M|3万円台で38.5cmまで下がる
- コクヨ ピコラ|本体が小さく置き場所を選ばない
- サンワサプライ SNC-A1|価格を抑えたい人の入口
アーロンチェア Aサイズ|最低座面高38.0cm
ハーマンミラーのアーロンチェアには3つのサイズがあり、いちばん小さいAサイズは座面が38.0cmまで下がります。
正規販売店の公表値では38.0〜48.0cmで、今回調べた11機種のなかで下限がもっとも低い数字でした。
座面の奥行きも40.6cmと短めなので、膝の裏が座面の先に当たりにくいのも小柄な人に向いている理由です。
| 最低座面高 | 38.0cm(38.0〜48.0cm) |
| 座面奥行き | 40.6cm |
| 向いている人 | 身長150cm台で、長く使える1脚に予算を出せる人 |
| 注意点 | サイズBやCを選ぶと座面が高くなり、低身長には合わなくなる |
店頭では在庫の都合でBサイズが並んでいることが多いため、Aサイズを指定して確認してください。
価格は他の3機種と桁が変わるので、予算が10万円までの人はこの後のCG-Mから見る方が現実的です。
サイズの見分け方は座面奥行きと体格で選ぶポイントでまとめています。BとCの比較が中心ですが、Aサイズの位置づけも同じ考え方で判断できます。
\ 送料無料・不要チェア回収の案内あり /
オカムラ CG-M|最低座面高38.5cm
国内メーカーで38cm台まで下がる数少ない機種です。
オカムラは座面下の機構を小さくすることで低さを出したと説明しており、38.5〜47.7cmの範囲で調整できます。
価格帯は3万円台が中心で、10万円を超えるチェアに手が届かない人の現実的な選択肢になります。
そのぶん前傾チルトのような機能は載っていないため、絵を描く人や前かがみの作業が長い人には物足りません。
| 最低座面高 | 38.5cm(38.5〜47.7cm/ストローク92mm) |
| 向いている人 | 身長150cm台で、予算を3万円台に抑えたい人 |
| 注意点 | 肘なし・肘つきなど仕様が分かれるため型番を確認する |
| 公式サイト | オカムラ公式で仕様を見る |
- 同じオカムラでもシルフィーは42.0cmからで、低身長には3.5cm高い
コクヨ ピコラ|最低座面高39.0cm
コクヨの取扱説明書に39.0〜48.0cmと明記されている機種です。
本体そのものが小ぶりなので、部屋が狭い人にも置きやすいのが特徴になります。
座面高の調整幅は90mmで、机の高さに合わせて上げ下げする余地も確保されています。
| 最低座面高 | 39.0cm(39.0〜48.0cm/ストローク90mm) |
| 向いている人 | 身長155cm前後で、置き場所が限られている人 |
| 注意点 | 身長150cm前後だと1cmほど足りないことがある |
| 公式サイト | コクヨ公式で仕様を見る |
同じコクヨでもミトラ2は41.5cm、イングは42.5cmからなので、社名だけで選ぶと外れます。
本体が小さいぶん座面も広くはないので、ゆったり座りたい人には窮屈に感じられます。
サンワサプライ SNC-A1|最低座面高40.0cm
今回の4機種でいちばん価格を抑えられる選択肢です。
公式の仕様では座面高が40.0〜49.0cmで、身長160cm前後なら足裏がしっかり床につきます。
調整できる箇所は少ないため、腰の支え方まで求める人には物足りなく感じられます。
| 最低座面高 | 40.0cm(40.0〜49.0cm) |
| 向いている人 | 身長160cm前後で、まず予算を優先したい人 |
| 注意点 | 身長155cm以下だと足が届かない可能性がある |
| 公式サイト | サンワサプライ公式で仕様を見る |
- 40.0cmは身長160cm相当の数字。150cm台の人が選ぶと足が浮く
価格を優先する場合でも、座面高だけは妥協しないほうが結果的に長く使えます。
1万円台で買い直しを重ねるより、合う1脚を選んだほうが総額は下がることも多いからです。
人気の高機能チェアほど低身長には合わない

ここが、この記事でいちばん伝えたい部分です。
レビューでもランキングでも上位に来る高機能チェアは、座面がまったく下がりません。
各社の公式仕様を並べると、その差がはっきり出ます。
| 機種 | 最低座面高 | 相当する身長 |
|---|---|---|
| COFO Chair Premium 2 | 47.5cm | 190cm前後 |
| SIHOO DORO C300 | 46.5cm | 186cm前後 |
| コクヨ ing | 42.5cm | 170cm前後 |
| オカムラ シルフィー/サブリナ | 42.0cm | 168cm前後 |
| コクヨ ミトラ2/イトーキ サリダ YL9 | 41.5cm | 166cm前後 |
COFO Chair Premium 2の47.5cmは、身長190cm前後の人にちょうど合う高さです。
これは製品の欠点ではなく、大柄な人まで支えるための設計という違いにすぎません。
それでも身長155cmの人が座れば、足は10cm近く浮いたままになります。
- 評価の星が高い=自分に合う、ではない。座面高は体格が違えば逆の意味になる
これらの機種そのものの評価は、体格が合う人にとっては高いままです。
なぜ高機能なほど座面が下がらないのか
理由は座面の下にあります。
リクライニングの強さ調整や座面のスライド、前傾チルトといった機能を積むほど、座面下の機構が厚くなるからです。
機構の厚みはそのまま座面の下限に効くため、多機能な椅子ほど下がる余地を失っていきます。
オカムラはCG-Mについて、座面下のメカ部分を小さくすることで最低385mmを実現したと説明しています。低さは偶然ではなく、機能を絞った設計の結果です。
アーロンチェアが例外的に低く下がるのは、機能を削る代わりに本体そのものを3サイズに分けて対応しているためです。
つまり低身長で高機能も求めるなら、選択肢はサイズ展開のある機種に限られます。
- COFO Chair Premium 2のレビューを検証|47.5cmの根拠と機能の全体像
- オカムラシルフィーで後悔する?|体格が合わないときに何が起きるか
- コクヨのミトラ2で後悔しやすいのは?|悪い評判の中身
低身長で高機能も欲しいときの落としどころ
座面高を優先すると、選べる機種が限られるのは事実です。
それでも高機能を諦めたくないなら、サイズ展開のある機種を探すのが唯一の近道になります。
本体の大きさごと変えている機種なら、機能を削らずに座面だけを低くできるからです。
- 予算を出せる → アーロンチェアAサイズ(機能も座面高も両立する)
- 価格を抑えたい → 中古のAサイズを探す(年式と保証の確認が前提)
- 機能より高さ優先 → CG-Mで座面高を取り、調整は自分で詰める
中古を選ぶ場合の見分け方は後悔を避ける7つのチェック項目にまとめました。
座面が高いままだと体に何が起きるか

足が浮いた状態は、見た目の問題では終わりません。
足裏で体を支えられないぶん、体重が座面の前縁と腰に集中しやすくなります。
太ももの裏が押されるため、長く座るほど脚がしびれたり重く感じたりする人もいます。
- 足が届かないぶん浅く座る癖がつき、背もたれを使えなくなる
- 安定を求めて足を組むようになり、左右の傾きが出る
- 座面が高いと机との差が縮み、肩が上がったまま作業することになる
浅く座ると、せっかくのランバーサポートもヘッドレストも背中に届きません。
高機能なチェアを買ったのに疲れるという声の一部は、機能ではなく高さが合っていないことが原因です。
逆に言えば、足裏がしっかり床につくだけで、同じ椅子でも座り方が変わります。
身長から必要な座面高を出す

自分に必要な座面高は、身長から簡単に見当がつきます。
目安は身長 × 0.25で、日本オフィス家具協会も身長150cmの人に座面高38cmを勧めています。
| 身長 | 必要な座面高 | 候補になる機種 |
|---|---|---|
| 150cm | 約37.5cm | アーロンA・CG-Mの2機種 |
| 155cm | 約39cm | 上記+ピコラの3機種 |
| 160cm | 約40cm | 上記+SNC-A1の4機種 |
| 165cm | 約41cm | ミトラ2やサリダも選べる |
身長165cmを超えると選択肢が一気に広がるので、ここが分かれ目になります。
もっと正確に出したいなら、身長ではなく床から膝裏までの高さを測ってください。
椅子に浅く腰かけて膝を90度に曲げ、床から膝の裏までをメジャーで測った値が、自分に必要な座面高そのものになります。
同じ身長でも脚の長さは人によって数cm違います。計算式で外れた気がする人ほど、実測した数値の方が納得できるはずです。
座面高の次に見る2つ|奥行きと肘の高さ

座面高をクリアしても、まだ2つ残っています。
ひとつは座面の奥行きで、深く腰かけたときに膝の裏が座面の先に当たると足がしびれます。
アーロンチェアAサイズの奥行きが40.6cmと短めなのは、小柄な人に向く理由のひとつです。
- 深く座って、膝裏と座面の先に指が2〜3本入るかを見る
- 肘置きを机の天板と同じ高さまで下げられるかを見る
もうひとつは肘掛けの高さで、下限が高いと肩が上がったままになります。
座面を下げるほど机との差が開くため、低身長ほど肘の下限が効いてきます。
やっかいなのは、肘掛けの下限を数値で公表していないメーカーが多いことです。座面高のように一覧で比べられる項目ではありません。
店頭で確かめるときは、肘を下限まで下げたうえで机に向かう姿勢を作ってみてください。
そこで肩の位置がどうなるかが、家に置いたときの座り心地をほぼ決めます。
- 肘を下げきっても肩がすくむなら、その機種は候補から外す
- 肘が机に当たって椅子が入らない場合は、跳ね上げ式を選ぶ手もある
もうひとつ、座面の前の縁が丸く落ちている形かどうかも見てください。
前縁が角ばっていると、身長が足りない人ほど太ももの裏が押されます。丸く落ちている形なら同じ座面高でも当たりが弱くなります。
同じ座面高でも、この形の違いで座り続けられる時間は変わってきます。
座面高で候補を絞ったあと、最後に効いてくるのがこの2つだと考えてください。
腰の支えが当たって痛いときは、機種が合っていないのではなく調整で解決することもあります。詳しくは外す前に見直す7つの条件にまとめました。
椅子を下げると、今度は机が高くなる
低身長のチェア選びには、もうひとつ避けて通れない問題があります。
椅子を下げるほど、机の天板との高低差が広がってしまうという点です。
天板と座面の差は27〜30cmほどが扱いやすいとされますが、日本の一般的な机は70〜72cmで作られています。
| 座面高 | 机70cmとの差 | 状態 |
|---|---|---|
| 38cm | 32cm | 机が高く、肩が上がる |
| 40cm | 30cm | 上限ぎりぎり |
| 42cm | 28cm | 目安の範囲に収まる |
つまり足を床につけるほど、机側が高すぎる状態に近づいていきます。
椅子だけで解決しようとすると、足か肩のどちらかを我慢する形になりがちです。
- 天板の高さを下げられる昇降デスクに替える(60cm台まで下がる製品がある)
- キーボードだけ低い位置に置けるスライドテーブルを足す
- 脚を詰められる机なら脚をカットする
昇降デスクを検討するなら、搬入と最低高さの条件をサイズより先に見る7つの条件で確認しておくと選びやすくなります。
それでも足が届かないときの選択肢

身長150cm前後だと、38cmでもまだ高いことがあります。
その場合はフットレストで床の高さを上げるのが現実的な解決策になります。
足裏が安定すれば、座面がわずかに高くても姿勢は保ちやすくなります。
- 足りないのが2cm以内ならフットレストで足りることが多い
- 5cm以上浮くなら機種そのものを見直す
- 机が高すぎる場合は、椅子ではなく机側を下げることも検討する
フットレストは高さが変えられるものを選ぶ
フットレストを使うなら、置くだけの固定式より高さを変えられるタイプが向いています。
椅子の座面高は机や作業内容で調整するため、足元も一緒に動かせる必要があるからです。
- 高さを数段階変えられるか
- 面が少し傾くか(水平だと足首が窮屈になる)
- 足を乗せてもすべって動かないか
踏み台や本を積んで代用する人もいますが、高さが固定されるうえ滑るので長くは続きません。
数字で当たりをつけたら、最後は実物に座って足裏の接地を確かめるのが確実です。
座って納得できたら、あとは条件のよい買い方を選ぶだけです。
\ 他のメーカーもまとめて見るなら /
低身長のオフィスチェア選びでよくある質問

買う前に迷いやすい点をまとめました。
座面高は何cmを目安にすればいいですか
身長×0.25が目安です。身長155cmなら約39cmで、身長別の対応表から候補を絞れます。脚の長さには個人差があるため、最後は足裏全体が床につくかで判断してください。
評判のいい人気チェアではだめですか
体格が合えば良い製品ですが、座面高だけは体格で意味が逆になります。COFO Chair Premium 2は47.5cmで、身長190cm前後に合う設計です。
フットレストで代用できますか
足りない高さが2cm以内なら現実的な方法です。5cm以上浮く場合は姿勢が崩れやすいので、機種そのものを見直す方が結果的に早く落ち着きます。
小柄向けと書いてあれば座面は低いですか
表記と実数が一致しないことがあります。商品ページの寸法欄で最低座面高のmm表記を確認するのが確実です。
同じメーカーなら座面高も似ていますか
同じメーカーでも機種ごとに大きく違います。オカムラはCG-Mが38.5cm、シルフィーは42.0cmで3.5cmの差があります。
まとめ:座面高を決めてから機種を選ぶ

低身長のチェア選びは、先に必要な座面高を出すだけで候補がほとんど決まります。
身長155cm以下なら、40cm以下まで下がる3機種のなかから予算で選ぶ形になります。
評価の星の数から入ると、体格に合わない高さのチェアにたどり着いてしまいます。
- 身長×0.25で必要な座面高を出す
- 商品ページの寸法欄で最低座面高のmm表記を確認する
- 膝裏の当たりと肘の下限もあわせて見る
- 可能なら実物に座って足裏の接地を確かめる
下がる幅がいちばん広いのはアーロンチェアのAサイズで、購入先の条件は保証と販売元の見方で確認できます。
オフィスチェアは、買う場所で安くなる形が違います。Kagg.jpは表示価格そのものを下げ、楽天はポイントで返します。
