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高身長のオフィスチェアは座面高で決まらない!180cm以上が詰まる3か所

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高身長のオフィスチェアは座面高で決まらない|180cm以上が詰まる3か所

座面をいちばん上まで上げると、今度は膝が机の裏に当たる。

この記事では、身長180cm以上のオフィスチェア選びについて解説します。

高身長の人が椅子を買い替えても違和感が残るのは、座面高が足りていないからではありません

メーカー公式と正規販売店で13機種の座面高を調べたところ、身長180cmに必要とされる45cmは、13機種すべてが満たしていました

それでも合わないのは、座面の奥行き・背もたれの高さ・机の高さの3か所で詰まっているからです。

とくに机は、日本の標準が70〜72cmに決まった経緯まで含めて、高身長に不利にできています。

椅子を選び直す前に、いま使っている机の高さを測るほうが早く片づきます。

座面高だけを見て買い替えると、10万円を出しても同じ窮屈さが残ります。

この記事でわかること

チェアコンパスでは、オフィスチェアの実数を機種ごとに調べてきました。

今回はその蓄積を使い、13機種の座面高を身長の側から並べ直しています。

高身長向けと題した記事の多くは、おすすめ機種を並べるところで終わってしまいます。

自分の身長で足りるかどうかを数値で照合できる形にした記事は、ほとんど見当たりません。

大型のチェアは20kgを超え、梱包も大きくなります。

届いてから合わないとわかると、返送も置き場所も自分で抱えることになるでしょう。

買う前の30分で、その大半は避けられます。

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この記事を書いた人:チェアコンパス編集部

チェアコンパス編集部は、在宅ワークやオフィスチェア選びで迷う人に向けて、メーカー公式情報、正規販売店の商品ページ、公的機関の公開情報を確認しながら、価格・保証・サイズ・販売元の見方を整理しています。

この記事では、ハーマンミラー公式の保証情報と販売元の表記を確認し、広告・アフィリエイト表記については消費者庁の景品表示法関連情報、製品安全やリコール確認ではNITEや消費者庁リコール情報サイトも参照できるようにしています。

身体の不調改善を保証する目的ではなく、購入前に確認したい仕様・保証・販売条件を整理する立場で執筆しています。

目次

身長180cmに必要な座面高は45cm|13機種すべてが足りている

身長180cmに必要な座面高45cmを13機種すべてが満たしていることを示す図

高身長で最初に疑われる座面高が、実は問題になっていないことを確認します。

まず、自分の身長に必要な座面高を出すところから始めましょう。

身長×0.25で出る数字は、思っているより低い

オフィス家具メーカーが共通して使っている目安は、身長×0.25です。

この式に当てはめると、身長180cmの人に必要な座面高は45cmになります。

185cmで46.3cm、190cmでも47.5cmと、意外に低い数字です。

高身長向けの記事によく出てくる座面高50cm以上という数字は、目安ではなく余裕を見た推奨値です。

式が見ているのは、床から膝裏までの高さだけです。

座ったときに足裏が床につき、膝がおよそ直角になる高さを、身長から推定しているわけです。

同じ身長でも、脚の長さと骨盤の形には個人差があります。

式で出た数字は出発点として扱ってください。

最終的な判断は、あとで説明する実測に置き換えます。

それでも45cmという数字を持っておく意味は大きいはずです。

次で見るとおり、市販のオフィスチェアはこの高さをほぼ全機種が超えているからです。

13機種の座面高を並べても、下限で困る機種はない

メーカー公式と正規販売店の公表値で、13機種の座面高を調べ直しました。

上限の高い順に並べています。

右端は、身長180cmの目安である45cmに届くかどうかです。

スクロールできます
機種 座面高 180cmの目安45cm
イトーキ アクト2 45.0〜56.5cm 届く
エルゴヒューマン FIT2 47.0〜56.0cm 届く
COFO Chair Premium 2 47.5〜55.5cm 届く
エルゴヒューマン PRO2 High 45.5〜54.0cm 届く
エルゴヒューマン ENJOY2 High 45.0〜53.5cm 届く
スチールケース ジェスチャー 40.7〜53.4cm 届く
ハーマンミラー セイル 42.5〜52.5cm 届く
アーロンチェア リマスタード B・C 40.6〜52.1cm 届く
オカムラ シルフィー 42.0〜52.0cm 届く
オカムラ フィノラ 42.0〜52.0cm 届く
ハーマンミラー ゼフ 37.2〜51.2cm 届く
COFO Chair Pro 2 45.0〜51.0cm 届く
コクヨ ミトラ2 41.5〜50.5cm 届く
2026年9月5日にハーマンミラー公式COFO公式イトーキ公式オンラインショップコクヨ公式ショップ・オカムラの取扱説明書・各正規販売店の公表値で確認

13機種すべてが45cmに届いていました

座面高だけで候補が消える、という状況は起きていません。

身長190cmでも目安は47.5cmで、この高さなら13機種中11機種が対応できます。

座面高だけを比べても、高身長向けの候補は絞り込めません。

上限50cm以上の機種はありふれています。

むしろ注意したいのは、下限が高すぎて家族が座れなくなるケースでしょう。

この点は身長別の落としどころで、あらためて扱います。

数字が足りているのに、窮屈さが消えない

ここが高身長の人にとって、いちばん納得しにくい部分だと思います。

座面高は足りているのに、夕方には首の後ろが張り、太ももの裏が痛くなる。

もっと高く上がる椅子を探しても、状況は変わりません

  • 座面高が決めているのは足裏が床につくかどうかだけ
  • 太ももを支える面積は座面の奥行きが決めている
  • 背中を支える範囲は背もたれの高さが決めている

そしてもう1つ、椅子の外側に上限を作っているものがあります。

机です。

座面を上げれば上げるほど、天板との距離は縮まっていきます。

椅子を1台買い替える前に、詰まっている場所を3つに切り分けると、直す順番が見えてきます。

高身長が本当に詰まるのは、奥行き・背もたれ・机の3か所

座面の奥行きと背もたれの高さと机の高さの3か所で高身長が詰まることを示す図

座面高以外で高身長にとって足りなくなる3か所を、順番に確認します。

座ったときに最初に違和感が出る、座面から見ていきます。

1か所目:座面の奥行きが足りないと、前に滑る

座面の奥行きは、お尻から膝裏までの長さに対応する数値です。

深く座ったときに、太ももの大部分が座面に乗っている状態が理想です。

奥行きが足りないと、太ももの前半分だけで体重を受けてしまいます。

浅く座って背もたれから離れ、腰が丸まり、また座り直す。

1日に何度も繰り返しているなら、ここが原因の可能性が高いでしょう。

調べた範囲では、座面奥行きが調整できる機種でも上限は46〜48cm前後で止まります

シルフィーは41.0〜46.0cm、セイルは43.0〜48.0cm、エルゴヒューマン PRO2は41.0〜45.5cmでした。

座面高が10cm前後動くのに対して、奥行きの調整幅は5cm前後しかありません。

高身長では、座面高より先に奥行きのほうが上限に当たります

ゼフのように奥行きが43.2cmの固定式だと、座面高が51.2cmまで上がっても太ももの支えは変えられません。

2か所目:背もたれの上端が肩甲骨で止まる

背もたれの高さは、座面からの距離で決まっています。

身長が高い人は、座ったときの上半身も長くなります。

同じ背もたれでも、支えられる範囲は相対的に下がります。

肩甲骨の下までしか背もたれが届かないと、そこから上は自分の筋肉で支え続けなければなりません。

夕方に肩が上がり、首の後ろが張るのはこの状態です。

ここでよくある失敗が、ヘッドレスト付きに買い替えることでしょう。

ヘッドレストは、あるかどうかではなく、どこに当たるかで価値が決まります

高身長では、後頭部ではなく首の付け根に当たってしまう場合があるからです。

この位置に当たると、頭を支えるどころか前へ押し出されます。

ハイバックという表記だけでは判断できません。

高さと角度の両方が動く機種なら、当たる位置を後頭部へ寄せられます。

エルゴヒューマンのFIT2とENJOY2は、この2つを調整できる構成です。

セイルチェアのように後付けを検討する場合も、取り付け位置の可動範囲を先に見てください。

3か所目:机が低いままだと、座面を上げられない

3か所目が、椅子の外側にある机です。

座面と天板の距離を差尺と呼びます。

この距離が適切だと、肘を90度に置いたまま肩の力を抜いて作業できます。

差尺の目安は身長×6分の1。

身長180cmなら30cm、190cmなら31.7cmです。

座面高45cmに差尺30cmを足すと、必要な机の高さは75cmです

ところが、日本で売られているオフィスデスクの標準は70cmか72cmしかありません。

180cmの人にとっては、机のほうが3cm低い計算です。

机が低いと、座面を適正な高さまで上げられません。上げれば天板が近づいて肘が持ち上がり、肩に力が入ります。下げれば膝が窮屈になります。どちらを選んでも、どこかが合わない状態が残ります。

この構造を知らないまま椅子だけを替えると、何台目でも同じところで止まります。

机については、日本の机の高さがどう決まってきたかで詳しく見ていきましょう。

座面高が55cm以上まで上がるのは13機種中3つ

座面高が55cm以上まで上がる3機種と52cmで頭打ちになる機種を比べた図

身長190cm以上で余裕が欲しい場合に、選択肢として残る機種を確認します。

上限のいちばん高い機種から順に見ていきます。

イトーキ アクト2は56.5cmまで上がる

今回調べた13機種で、上限がいちばん高かったのがイトーキのアクト2です。

座面高は45.0〜56.5cmで、調整幅は11.5cmあります。

下限の45cmは身長180cmの目安と同じなので、低い側にも余裕を残せる構成です。

身長190cmの目安47.5cmに対して9cmの余裕があり、195cmでも上限まで7cm以上残ります。

机が高い環境にも合わせられる範囲です。

座面にはレスピテックという通気性の高い素材を使っています。

長時間の在宅作業でも蒸れにくく、夏場に汗が気になる人ほど差を感じます。

詳しい仕様はイトーキ アクト2の評判をまとめた記事で扱っています。

エルゴヒューマン FIT2は下限が47cmと高い

エルゴヒューマンのFIT2は、座面高47.0〜56.0cmです

特徴は上限より下限にあります。

47cmから始まるため、13機種のなかで調整範囲がいちばん高い位置に寄っています。

高身長には利点ですが、身長175cm未満の人が座ると、いちばん下げても足裏が浮く可能性があります。

家族と兼用するなら、下限のほうを先に確認してください。

ヘッドレストは高さと角度の両方を調整できます。

肘掛けは高さ・前後・左右・水平角度・垂直角度の5点で動く仕様です。

机の高さに合わせて、肘の位置を作り直せます。

エルゴヒューマンはPRO2やENJOY2など型番が多く、同じシリーズでも座面高が違います。

プロ2の型番ごとの違いを先に整理しておくと迷いません。

COFO Chair Premium 2は55.5cmまで

COFO Chair Premium 2の座面高は、公式サイトの表記で47.5〜55.5cmです

ここで注意したいのが、旧モデルのCOFO Chair Premiumとの取り違えでしょう。

旧Premiumの座面高は48〜56cmで、Premium 2はそれより5mm低くなりました。

数値が近いぶん、検索で出てきた記事がどちらのモデルの話か見分けにくくなっています。

1cm以内の差ですが、上限ぎりぎりで選ぶ人には無視できません。

同シリーズのPro 2は45.0〜51.0cmです。

下限が2.5cm低い代わりに、上限も4.5cm低くなります。

身長185cm以上ならPremium 2、家族と兼用するならPro 2、という分け方が成り立ちます。

Pro 2は組み立てが必要で、公式が2人での作業を推奨しています。

1人で受け取るなら、開梱から設置までの段取りを先に決めておいてください。

定番の高機能チェアは52cmで頭打ちになる

ここまでの3機種に対して、名前のよく知られた機種は52cm前後で止まります

アーロンチェア リマスタードは40.6〜52.1cm、オカムラのシルフィーとフィノラは42.0〜52.0cmです。

コクヨのミトラ2にいたっては、上限が50.5cmでした。

この差は品質ではなく、想定している体格の違いです。

定番機種は幅広い身長に合わせるため、調整範囲を低い側から始めています。

低身長にとっては選びやすく、高身長にとっては上が足りない設計です。

身長180cmから184cmであれば、52cm級でも目安の45cmに対して7cmの余裕があります。

上限で困る場面は、ほとんど出てきません。

問題になるのは190cmを超えたあたりからでしょう。

目安の47.5cmに対して余裕が4.5cmしか残らず、机が高い環境では上げきれない場面が出てきます。

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日本の机の高さは、その時代の平均身長から決まっている

日本のデスクの高さが740mmから700mmを経て720mmへ変わった流れを示す図

椅子の上限を作っている机について、決まった経緯と必要な高さを確認します。

いま使っている机の高さがどこから来たのかを、先に見ていきます。

740mmから700mm、そして720mmへ

日本オフィス家具協会は、デスクの高さが変わってきた経緯を公開しています。

戦後は米軍規格が持ち込まれ、740mmが日本の標準になりました。

その後、1971年にJIS規格で700mmが標準と定められます

推奨が720mmへ変わった理由の1つとして、協会は1971年当時より日本人の身長が高くなり、同じ方法で算出すると720mmになることを挙げています(日本オフィス家具協会・2026年9月5日確認)。

この700mmという数字は、当時の日本人の平均身長に合わせて算出されたものでした。

1999年にJISの寸法規定は参考扱いになり、いまは協会が720mmを推奨しています。

つまり、机の高さは常に平均身長から逆算されてきました。

平均から離れた体格の人は、最初から想定の外にいます。

180cmを超える人が既製の机をそのまま使うと、椅子側でどれだけ調整しても届かない範囲が残ります。

身長別に必要な机の高さを出す

座面高と差尺の式を使うと、自分に必要な机の高さが出せます。

身長×0.25で座面高、身長×6分の1で差尺、この2つを足したものが机の高さです。

スクロールできます
身長 座面高の目安 差尺の目安 必要な机の高さ 72cmの机との差
170cm 42.5cm 28.3cm 70.8cm 足りている
175cm 43.8cm 29.2cm 73.0cm 1.0cm低い
180cm 45.0cm 30.0cm 75.0cm 3.0cm低い
185cm 46.3cm 30.8cm 77.1cm 5.1cm低い
190cm 47.5cm 31.7cm 79.2cm 7.2cm低い
195cm 48.8cm 32.5cm 81.3cm 9.3cm低い
座面高=身長×0.25、差尺=身長×6分の1で算出(オフィス家具メーカー各社が公表している目安)

175cmを境に、机のほうが低くなり始めます

180cmで3cm、190cmでは7cm以上足りません。

7cmの差は、椅子の座面高で吸収できる量ではありません。

まずメジャーで、いま使っている机の天板の高さを測ってください。

70cmか72cmなら、椅子より先に机が上限を作っています。

椅子より先に机を上げたほうが安く済む場合がある

机が低いとわかった場合、選べる手は3つあります。

机の高さを合わせる3つの方法
  • 継ぎ足を入れる:いまの机の脚に高さを足す。数千円で済み、賃貸でも元に戻せる
  • 高さの決まった机に替える:天板の高さを指定して選び直す。搬入は要るが確実
  • 電動昇降デスクにする:立ち姿勢にも切り替えられる。初期費用はいちばん高い

いちばん安いのは継ぎ足でしょう

数千円で3〜10cmを足せるため、身長185cm前後までなら、これだけで差尺が合う場合があります。

昇降デスクは初期費用がかかる代わりに、高さを1cm単位で決められます。

天板の高さを自分の体格に合わせられるので、190cm以上では現実的な選択肢です。

デスクを選ぶときの条件は別の記事で整理しました。

順番としては、机を先に合わせてから椅子を選ぶほうが失敗しません。

机が決まれば、必要な座面高の範囲も自動的に決まるからです。

身長別の落としどころ:180cm台と190cm以上で条件が変わる

身長180cm台と190cm以上で選ぶ条件が変わることを示す図

ここまでの数値を、身長帯ごとの判断に落とし込みます。

いちばん人数の多い180cm台から確認します。

180〜184cm:定番機種で足りる。先に机と奥行きを見る

この身長帯では、座面高で困ることはほぼありません。

目安は45.0〜46.0cmで、13機種すべてが対応します

アーロンチェアもシルフィーも、上限まで6cm以上の余裕を残せます。

優先して見るのは、座面の奥行きと机の高さです。

必要な机の高さは75.0〜76.7cmなので、72cmの机では3〜5cm足りません。

この差なら、継ぎ足で埋められる範囲です。

座面奥行きは、調整できる機種を選んでおくと安全でしょう。

シルフィーは41.0〜46.0cm、セイルは43.0〜48.0cmの範囲で動かせます。

この身長帯なら、椅子を買い替えるより先に机を3cm上げるだけで、違和感が減る場合があります。

185〜189cm:52cm級は余裕がなくなる

185cmを超えると、条件が少し変わってきます。

座面高の目安は46.3〜47.3cmです。

上限52cmの機種でも数字上は足りますが、机を上げると座面も一緒に上げる必要が出てきます。

必要な机の高さは77.1〜78.7cm

72cmの机とは5〜7cm差があり、継ぎ足では上限に近づきます。

高さを指定できる机への買い替えを検討する境目です。

椅子は、背もたれの高さとヘッドレストの可動範囲を優先して選びます。

この身長帯から、背もたれの上端が肩甲骨の下で止まる機種が増えてくるからです。

エルゴヒューマンのPRO2 Highは座面高45.5〜54.0cmで、ヘッドレストの高さと角度も動きます。

上限に2cm以上の余裕を残せるため、机を77cm前後まで上げても座面で追いつけます。

190cm以上:机の高さが必須条件になる

190cmを超えると、机を合わせずに解決する方法はほぼなくなります。

必要な机の高さは79.2cm以上です。

72cmの机とは7cm以上離れており、継ぎ足では届かない領域に入ります。

机を72cmのまま使うと、机に合わせて座面を下げるしかありません。

膝の角度が鋭くなり、太ももの前側が圧迫されます。

椅子は、座面高の上限が55cm以上ある機種から選びます。

今回の13機種では、イトーキ アクト2・エルゴヒューマン FIT2・COFO Chair Premium 2の3つです。

この身長帯では、座面の奥行きも上限に当たりやすくなります。

奥行きが調整できる機種を選び、上限側いっぱいまで動かせるかを確認してください。

届いた日から使い始めるための、搬入と設置の決め方

大型チェアの搬入経路と設置と古い椅子の引き取りを示す図

高身長向けのチェアは本体が大きいため、届いてからの段取りを先に決めておきます。

実際に止まりやすい場所から確認します。

梱包サイズは玄関と廊下より先に確認する

高身長向けの機種は、本体重量が20kgを超えるものが中心です

エルゴヒューマン FIT2は23.3kg、ENJOY2 Highは23.7kg、PRO2 Highは22.6kgでした。

COFO Chair Pro 2も約22.6kgあります。

問題になるのは重さより梱包の大きさです。

スチールケースのジェスチャーは梱包サイズが幅920×奥行710×高さ540mm、梱包重量は29kgあります。

完成品で届く機種は、箱がさらに大きくなります。

玄関のドア幅、廊下の曲がり角、エレベーターの奥行きを先に測っておいてください。

受け取り当日にあわてる場面が、これだけでほぼ消えます。

完成品の椅子は、玄関で箱から出せば通ることがあります。

ただし梱包材の処分は自分で抱えることに。

組み立てと古い椅子の引き取りをどうするか

買い替えの場合、いま使っている椅子をどうするかが残る問題です。

オフィスチェアは粗大ごみ扱いになる自治体が多く、収集日の予約と搬出は自分で行います。

新しい椅子が届く日と収集日がずれると、2台が同じ部屋に並ぶ期間ができてしまうでしょう。

ここを一度で終わらせられるのが、配送と設置と引き取りをまとめて頼む方法です。

Kagg.jpは全国送料無料に加え、対象商品で組立・設置が無料になります。

梱包材の回収まで含まれるため、大きな箱を自分でたたむ必要がありません。

対象商品なら、古い椅子も同等品・同数まで引き取ってもらえます。

届いた日に古い椅子が家から出ていく形になるので、部屋を空けておく必要がありません。

取り扱いはオフィスチェアだけで1万6千点以上、40社以上あります。

今回の13機種のように、メーカーをまたいで座面高を比べたい場合に探しやすい構成です。

通販で頼むときに、先に見ておく条件

ただし、設置と引き取りはどの商品でも使えるわけではありません

  • 無料になるのはメーカーが配送できる地域と商品に限られる
  • 地域外は別途費用がかかり、置き配には対応していない
  • 再配送は有償になる

取り扱い点数が多いぶん、高身長向けの条件での絞り込みは自分で行う必要があります。

座面高の実数を先に決めておかないと、候補が広がりすぎて選べません。

逆に言えば、この記事で座面高の上限さえ決めてしまえば、あとは在庫と納期を見るだけです。

受け取りの日に立ち会えるかどうかまで決まれば、迷う要素は残りません。

届いた日にそのまま座り始められて、古い椅子も同じ日に家から出ていく。

買い替えで面倒なのはこの2つなので、先に片づけておけば、あとは高さを合わせるだけです。

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※ 送料無料・組立設置無料・引き取りはいずれも対象商品と対象地域の条件があります。

試座に行けないときに、自宅で測る4つの数値

試座せずに自宅で測る4つの数値の測定位置を示す図

ショールームが近くになくても、自分の体を測れば候補は絞れます。

4つとも、メジャーと椅子が1脚あれば測れます。

床から膝裏までの高さ

いま使っている椅子に座り、足裏を床につけた状態で測ります。

床から膝の裏までの垂直距離が、必要な座面高の実測値です

身長から出した目安より、この数字のほうが正確です。

普段履いているスリッパや靴下の厚みも含めて測ってください。

1cm前後の差ですが、上限ぎりぎりで選ぶときに効いてきます。

この数値に1〜2cmを足したところが、候補の機種で出せる必要があります。

13機種の表で、上限がその高さを超えているかを確認しましょう。

お尻から膝裏までの長さ

背筋を伸ばして座り、お尻の後ろから膝の裏までを水平に測ります。

この長さから5cmほど引いた数字が、必要な座面奥行きです

膝の裏が座面の前縁に当たらないよう、少し余裕を持たせます。

身長180cm台では、必要な座面奥行きが45cm前後になることが多くなります。

調整幅の上限が46cm以上ある機種を選んでおくと安全です。

この数値が48cmを超える場合、市販のオフィスチェアでは足りません。

座面が固定式の機種は候補から外し、調整幅の広い機種に絞ってください。

座面から肩甲骨の下までの高さ

座った状態で、座面から肩甲骨の下端までを測ります。

背もたれの高さがこの数値を超えているかどうかが、1つの基準です。

超えていなければ、肩甲骨から上は支えられていません。

ハイバックと書かれていても、実際の高さはメーカーによって差があります。

商品ページに背もたれの寸法が出ていない場合は、全高から座面高を引いておおよその値を出せます。

ヘッドレスト付きを選ぶなら、可動範囲もあわせて見ておいてください。

高さだけでなく角度も動く機種のほうが、当たる位置を後頭部へ寄せやすくなります。

いま使っている机の高さ

床から天板の上面までを測ります。

70cmか72cmなら標準的な既製品です

身長別の表と見比べて、何cm足りないかを出してください。

あわせて、天板の裏側から床までの高さも測っておきます。

ここが膝の入る空間になるため、座面を上げたときに膝が当たるかどうかを判断できます。

4つの数値が出たら、椅子と机のどちらから直すかが決まるはずです。

試座できる場所が近くにある人は、この数値を持って行くと確認が早く終わります。

東京大阪埼玉名古屋千葉で座れる店をまとめています。

高身長のオフィスチェア選びでよくある質問

高身長のオフィスチェア選びに関するよくある質問を示す図

身長180cm以上の人から出やすい疑問を5つ整理しました。

身長180cmなら座面高は何cm必要ですか

目安は45cmです。身長×0.25で算出した数値で、今回調べた13機種すべてがこの高さに対応します。より正確に決めたい場合は、床から膝裏までの高さを実測してください。

座面高が足りているのに窮屈なのはなぜですか

座面の奥行き、背もたれの高さ、机の高さのどれかで詰まっている可能性があります。座面高は足裏の接地だけを決める数値だからです。切り分け方は高身長が本当に詰まる3か所で順番に確認できます。

ヘッドレストは高身長に必須ですか

必須ではありませんが、付けるなら位置が調整できるものを選んでください。高身長では後頭部ではなく首の付け根に当たることがあります。詳しくは背もたれの上端が肩甲骨で止まるを参照してください。

机を買い替えずに高さを上げる方法はありますか

脚に継ぎ足を入れる方法があります。数千円で3〜10cmを足せて、賃貸でも元に戻せます。身長190cm以上では7cm以上の差が出るため、判断の基準は椅子より先に机を上げたほうが安く済む場合があるにまとめました。

家族と兼用する場合はどう選びますか

座面高の下限を先に見てください。エルゴヒューマン FIT2のように下限が47cmの機種は、身長175cm未満の人には高すぎます。下限の低い機種は低身長向けオフィスチェアの記事で扱っています。

まとめ:座面高より先に、奥行き・背もたれ・机を見る

座面高より先に奥行きと背もたれと机を見る流れを示す図

高身長のオフィスチェア選びは、座面高では決まりません。

身長180cmに必要な45cmは、今回調べた13機種すべてが満たしていました。

座面高を基準に絞り込もうとしても、候補はほとんど減りません

買う前に確認する順番
  • 机の高さを測る。70cmか72cmなら、椅子より先にここが上限を作っている
  • お尻から膝裏を測り、必要な座面奥行きを出す。46cm以上まで動く機種に絞る
  • 座面から肩甲骨の下を測り、背もたれがその高さを超えているか見る
  • 190cm以上なら、座面高の上限が55cm以上の3機種から選ぶ

日本の机の高さは、その時代の平均身長から逆算されてきました。

180cmを超える人が既製の机をそのまま使うと、椅子側で調整しても届かない範囲が残ります。

逆に、机を先に合わせてしまえば、必要な座面高の範囲が決まります。

そこまで決まっていれば、あとは在庫と受け取りの日を選ぶだけです。

座り直す回数が減って、夕方に肩を回さなくなる。

買い替えで変えたいのはそこなので、まずは数値を4つ測るところから始めてください。

\ 測った数値で候補を絞るなら /

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