ヘッドレスト付きにすると値段が上がる型もあり、在宅で使うなら本当に要るのか迷うところです。
かといって付いている椅子を買っても、寄りかかると後頭部の上のほうを押されて頭が前に出てしまい、邪魔に感じて外してしまう人も。
ヘッドレストが役に立つかどうかは、付いているかより、後頭部の下の端に合わせられるかで分かれます。
先に結論を言うと、オフィスチェアのヘッドレストは、後ろにもたれる時間がある人だけに必要で、前かがみの作業が中心なら要りません。
要るなら、高さと角度を動かして後頭部の下の端に合わせられる可動式を選んでください。
チェアコンパス編集部は、在宅ワークやオフィスチェア選びで迷う人に向けて、メーカー公式情報、正規販売店の商品ページ、公的機関の公開情報を確認しながら、価格・保証・サイズ・販売元の見方を整理しています。
この記事では、ハーマンミラー公式の保証情報と販売元の表記を確認し、広告・アフィリエイト表記については消費者庁の景品表示法関連情報、製品安全やリコール確認ではNITEや消費者庁リコール情報サイトも参照できるようにしています。
身体の不調改善を保証する目的ではなく、購入前に確認したい仕様・保証・販売条件を整理する立場で執筆しています。
結論:オフィスチェアのヘッドレストが必要なのは後ろにもたれる人

ヘッドレストは、背もたれに体を預けたときに頭の重さを後ろから受けるための部品です。
そのため、座っている時間のうち後ろにもたれる時間がどれだけあるかで、要るかどうかが決まります。
| 座っている ときの使い方 | ヘッド レスト | 選ぶ型 |
|---|---|---|
| 背もたれを 倒して休む 仮眠をとる | 要る | 可動式 |
| オンライン 会議で後ろに もたれて話す | 要る | 可動式 |
| 動画や資料を 寄りかかって 見る | あると楽 | 可動式 |
| ノートに書く 前かがみで 入力する | 要らない | 前傾チルト を優先 |
| 休むときは 椅子を離れる | 要らない | ヘッド レストなし |
後ろにもたれる時間がある人でも、ヘッドレストが後頭部の下の端に届かなければ頭を押されるだけです。
要るかどうかを決めたら、次は位置を合わせられる型かを見るのが順番です。
ヘッドレストがあるかないかで値段が変わる椅子の考え方は、エルゴヒューマンのハイタイプとロータイプの違いの記事で、後ろにもたれる時間から比べています。
ヘッドレストがいらないのは前かがみで作業する人
ノートに書いたりキーボードを打ったりするときは、上半身が前に出て、頭は背もたれから離れます。
この姿勢が中心の人には、ヘッドレストが頭に当たる時間がほとんどありません。
- 前かがみで書く・入力する時間が長い
- 座面の前のほうに浅く腰かけて作業する
- 休むときは椅子を離れてベッドやソファへ行く
ヘッドレストの正しい位置は後頭部の下の首とのつなぎ目

ヘッドレストは名前から枕のように頭を乗せる部品に思えますが、後頭部の上のほうを乗せる場所ではありません。
当てる場所の目安は、後頭部の下の首とのつなぎ目あたり。
首とのつなぎ目は、後頭部の下の端を後ろから受ける位置のことで、首そのものを前に押す位置ではありません。
深く座ってから高さと角度の順に合わせる
ヘッドレストだけを先に動かすと、座り方が変わったときにまた合わなくなります。
- 座面の奥まで深く腰かけ、骨盤の上を背もたれにつける
- 背もたれに寄りかかり、休むときの角度まで倒す
- ヘッドレストの高さを、後頭部の下の端に合わせる
- ヘッドレストの角度を、頭が前に押し出されない向きに合わせる
1つ目は、日本オフィス家具協会が正しい姿勢の目安に挙げている座り方と同じです。
押される・届かないときは高さと角度を合わせ直す
寄りかかったときに頭が前に押し出されたり、後頭部の下の端に届かなかったりするなら、ヘッドレストの高さか角度がまだ合っていません。
深く座り直してから、高さと角度を1つずつ動かしてみてください。
いちばん上やいちばん下まで動かしても合わないなら、その椅子の調整の幅が体に合っていない可能性があります。
固定式のヘッドレストは後頭部の下の端に届かない人がいる

固定式のヘッドレストは、座面からヘッドレストまでの距離が決まっていて動かせません。
座ったときの頭の高さが合う人には快適でも、合わない人には後頭部の下の端に届かないか、頭を押す位置に来てしまいます。
商品ページで動く方向を見る
ヘッドレストが何cm動くかまで書いている商品ページは多くありません。
代わりに、機能や備考の欄にどの向きに動くかが書かれているかを見てください。
| 商品ページの書き方 | 意味と例 |
|---|---|
| 固定ヘッドレスト | 高さも角度も動かない 例:オカムラの シルフィーの一部の型 |
| 高さ・角度調節 上下角度調節 | 高さと向きを合わせられる 例:この記事で比べる4型 |
| 着脱可能 | 付け外しできる 例:E-WIN CW-BK1 (2種類付属) |
家族と共用する椅子や、座ったときの頭の高さが周りと違うと感じる人は、高さと角度の両方が動く型を選ぶと合わせやすくなります。
後付けのヘッドレストは背もたれの形に合うかを先に見る
今の椅子にヘッドレストを後から付ける方法もあるでしょう。
- 背もたれに挟む・締めて留めるなど、付け方が品物によって違う
- 背もたれの形や厚みに合わないと、付けられないか位置が決まりにくい
後付けを選ぶときに見る条件は、セイルチェアのヘッドレストの記事で、付け方と位置の合わせ方まで整理しています。
ヘッドレストが要る人はオフィスコムの可動式から選ぶ
寄りかかったときに後頭部の下の端が浮かないヘッドレストを、店で確かめてから選びたい人に合うのがオフィス家具通販のオフィスコムです。
ここで挙げる4型は、実際に座って選んだのではなく、商品ページの仕様を記事の見方に当てはめて選んでいます。
- 新宿のショールームにGR-001・RESTIVA-01・RESTIVA-02とYS-1のヘッドレスト付きが展示され、平日なら座って後頭部の下の端に届くか確かめられる
- 高さと向きを動かせるヘッドレストの椅子が、使い方の違う4型からそろう
- 商品ページの機能や備考の欄に、ヘッドレストがどの向きに動くかが書かれている
| 項目 | RESTIVA-02 | GR-001 |
|---|---|---|
| 向く 使い方 | もたれて休む | 書く作業もする |
| ヘッド レスト | 高さ・角度 | 高さ・角度 |
| 倒し方 | 3段階の リクライニング | 前傾チルト 6段階の リクライニング |
| 座面の 高さ | 41.5〜47.5cm | 42〜52cm |
| 合う 身長 | 166cm〜 | 168cm〜 |
| 価格 | 29,990円 | 39,990円 |
| 商品 ページ | 見る | 見る |
身長176cm以上なら、ヘッドレストを上下と角度に動かせるYS-1のヘッドレスト付きも座面が合います(座面44〜54cm・ロッキング)。
身長180cm以上で足を上げて休みたいなら、収納式のフットレストが付いたRESTIVA-01も候補です(座面45〜54cm・ヘッドレストは高さ・角度)。
身長166cm未満の人は、先に座面が低く下がるオフィスチェアの記事で座面の高さから候補を絞ってください。
買う前に分かっておきたいのは次の4つです。
- ヘッドレストが何cm動くかは商品ページに書かれていない
- 座面の下限で座面が合う身長が決まり、RESTIVA-01は身長180cm以上向け
- 4型とも自分で組み立てる商品で、サイズやイメージ違いでの返品は受けていない
- ショールームの営業は平日10〜17時
それでも平日に1日空けられれば、新宿で4型に座り、後頭部の下の端まで届くかを確かめてから注文できます。
身長166cm以上で、後ろにもたれて休む時間が長いなら、座面の下限がいちばん低いRESTIVA-02から見るとよいでしょう。
\ ヘッドレストの高さと角度を後頭部に合わせられる /![]()
オフィスチェアのヘッドレストでよくある質問
前かがみで作業するならヘッドレストはいりませんか?
前かがみの時間が中心なら、頭が背もたれから離れるので使う場面はほとんどありません。
休むときに椅子で寄りかかるかどうかで決めてください(いらない人の目安)。
ヘッドレストで肩こりはよくなりますか?
ヘッドレストは寄りかかったときに頭の重さを後ろから受ける部品で、肩こりが治るとは言えません。
使っていて強い違和感や痛み、しびれが出るときは使うのをやめ、症状が続くなら医療機関に相談してください。
ヘッドレストが邪魔なときは外せますか?
外せるかどうかは椅子によって違い、E-WIN CW-BK1のように着脱できると商品ページに書かれている型もあります。
外す前に、深く座り直してから高さと角度を合わせ直してみてください(位置の合わせ方)。
後付けのヘッドレストでも同じように使えますか?
背もたれの形や厚みに合えば付けられますが、付け方によって位置の決まりやすさが変わります。
付ける前に背もたれの形に合うかを確かめてください(後付けの見方)。
買う前に後頭部の位置に合うかを確かめる方法はありますか?
店頭で座れるなら、深く座って寄りかかり、ヘッドレストを後頭部の下の端まで動かせるかを試してください。
通販だけで選ぶなら、高さと角度の両方が動くと書かれた型を選び、座面の高さが身長に合うかも確かめてください(4型の比べ方)。
まとめ:オフィスチェアのヘッドレストはもたれる人に必要で可動式を選ぶ
オフィスチェアのヘッドレストは、後ろにもたれる時間がある人に必要で、要るなら後頭部の下の端まで動く可動式を選んでください。
もたれて休む時間が長く身長が166cm以上なら、高さと角度を動かせるオフィスコムのRESTIVA-02から比べてみてください。
\ ヘッドレストが動く向きを商品ページで見られる /![]()
参考にした情報
- 日本オフィス家具協会「安心・安全なイスの選び方」(正しい姿勢のチェックリスト・2026年9月28日確認)
- オフィスコムのRESTIVA-01・RESTIVA-02・GR-001・YS-1(ヘッドレスト付き)・E-WIN CW-BK1の商品ページと新宿ショールーム・返品について(2026年9月27〜28日確認)
